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36歳井岡一翔 日本人最年長王者必ず!再戦へ気分一転「けじめをつけたい」

[ 2025年3月27日 04:30 ]

WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ   王者 フェルナンド・マルティネス《12回戦》 同級6位 井岡一翔 ( 2025年5月11日    大田区総合体育館 )

<井岡一翔・再戦会見>オンラインで出席した画面越しのマルティネスとファイティングポーズを決める井岡(撮影・尾崎 有希)
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 前WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔が5月11日に王者フェルナンド・マルティネスに挑戦することが26日、正式発表された。昨年7月に敗れた王者とは大みそかに再戦予定だったが、マルティネスのインフルエンザ感染のため試合前日に中止となっていた。36歳の井岡がタイトルを獲得すれば世界王座奪取の日本男子最年長記録を更新する。

 仕切り直しとなった再戦へ、井岡は金色に染めた短髪に決意を込めた。「髪の動きで(ジャッジの)見栄えが悪くなるのなら短い方がいい。気持ち的にもビシッとしたかった」。さらさらヘアをオールバックにして臨んだ昨年7月は当時IBF王者だったマルティネスに完敗。被弾時の髪の乱れの印象も悪く、大差判定負けでWBA王座から陥落した。

 因縁の相手との大みそか決戦は試合前日に中止が決定。リベンジの機会を失いかけたが「実現することを信じて練習してきた。この経験から学ぶことは多かったしプラスに考えている」と前向き。これまで3度経験した再戦は、いずれも初戦より圧倒する内容で勝利しており、次戦でもその再現を狙う。

 24日に36歳の誕生日を迎えた。次戦で王座返り咲きとなれば長谷川穂積の35歳9カ月を上回り、日本人男子最年長記録となる。「どうせだったら超えたい。必ず勝って一年でも一試合でも長く続けられるように返り咲く。けじめをつけたい」と元世界4階級制覇王者が執念をにじませた。

 《「万全で来て」》王者マルティネスはリモート参加し「1戦目以上の激しい試合をするつもり。リベンジは勘弁だ」と自信を示した。WBC王者ジェシー・ロドリゲス(米国)との統一戦計画も浮上していたが、自身の体調不良により試合を中止したことに責任を感じ、井岡との再戦を優先させたという。「いつでも戦える準備ができている。井岡よ、万全の準備で来てくれ」と呼びかけた。

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