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那須川天心VSモロニー IBF世界バンタム級王者・西田凌佑は「ダウンもあり得る」

[ 2025年2月21日 18:35 ]

那須川天心
Photo By スポニチ

 プロボクシング六島ジムが21日までに公式YouTubeチャンネルを更新。所属するIBF世界バンタム級王者・西田凌佑(28)と武市晃輔トレーナーが出演し、24日に東京・有明アリーナで実施されるWBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・那須川天心(26=帝拳)と前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(34=オーストラリア)の同級10回戦について語った。

 この試合を組み込んでいるプロボクシング興行『Prime Video Boxing 11』にはWBC王者の中谷潤人(M.T)、WBA王者の堤聖也(29=角海老宝石)も出場する。西田、武市トレーナーは当日現地で観戦する。

 武市トレーナーは那須川について「センス抜群。実際にキック(時代)も圧倒していて格闘センスは抜群でしょうし、蹴りを受けていたから打たれ強い。(蹴りの威力は)パンチの何倍もあるから、パンチにビビっていないというボクサーにはない強みがある。うまくボクシングにシフトしてキャリアを積んでいけばいけばメチャクチャ強くなるかもしれない」と印象を語った。そして元世界2階級制覇王者・粟生隆寛トレーナーとのコンビで、どんどん吸収している部分があることも指摘した。「(那須川は)粟生トレーナーに似ているというか。戦い方がデイフェンシブで、的確にパンチを当ててポイントを取っているように見せるのがうまい。(現役時代の粟生トレーナーは)カウンターパンチャーで手数がめちゃくちゃ多いわけじゃないけど、どちらのラウンドかと言われれば確実に粟生と言われるラウンドを取ってチャンピオンになった選手ですから。天心選手が(ボクシング転向から)数戦で、あそこまでできているのはセンスがある思う」と語った。

 モロニーとの対戦について武市トレーナーは那須川の出方次第で展開が変わると指摘した。「展開は(那須川が)どういう意識でやるか。これだけ攻撃できると見せたいのか、パンチをもらわないボクシングのレベルをさらに上げてこれだけ完封できると見せたいのか。これで変わる」。また、モロニーについて「(モロニーからWBO王座を奪った)武居(由樹)君と天心選手は全くタイプが違うけど、前回の反省を生かせれば面白い」と今回は早い回から仕掛けていく可能性を指摘。その上で「無難にいったら天心選手の判定勝利」と予想した。

 西田は天心について「スピードが速くて、テクニックもあり、目がいい」と印象を持つ。試合について「天心選手の判定…ダウンを奪うこともあり得る。モロニー選手が(武居戦で相手を)けっこう見る場面が多かった。ああいう感じだとカウンターを合わせやすいんじゃないかと。那須川選手はうまいので」とダウンシーンがあることを予想した。

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