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“営業マンボクサー”藤田炎村 V2戦へ「相手は自分自身」 タイトル初挑戦の関根翔馬は「集大成」

[ 2023年12月11日 18:18 ]

前日計量をクリアした藤田(左)と関根
Photo By スポニチ

 プロボクシング日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦(12日・東京・後楽園ホール)の前日計量が11日、都内で行われ、王者・藤田炎村(28=三迫)は同級6位の関根翔馬(37=ワタナベ)とともに63・4キロでパスした。

 2度目の防衛戦に臨む藤田は「絶対に勝たなければいけない相手と言われているからこそ、自分自身との戦いになると思う」と静かに闘志を燃やした。

 王者としての防衛戦の難しさを誰よりも理解しているからこそ自分を追い込んできた。この試合に向けては4回戦の選手ときつい練習を行い、約200キロの走り込みを行うなど過酷な練習を乗り越えてきた。「そおいう意味では今回の自分は手強くて過去最強だった。手強い自分に勝てたことが自信につながっている」とうなずく。

 リクルート社で営業職に就くサラリーマンボクサーの藤田は「今回は嫌な予感がした」と約2週間の有給休暇を活用し、普段の試合前より今回の防衛戦に専念する時間を設けた。「相手よりも自分次第。今回は心を無心にする。勝ちに一番近い道を選択する」と2度目の防衛に自信を示した。

 対するタイトル初挑戦の関根は「ボクシング人生の集大成」と強い覚悟で臨む。王者・藤田を「勢いもあるし強打がある」と警戒した上で「それに対応するだけの練習はしてきたつもり。負けないです」と競技歴約13年のベテランとしての覚悟をにじませた。

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2023年12月11日のニュース