ボクシング男子選手として活動目指す真道ゴー「エエんかなあ」 12月に現役男子と準公式試合

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プロボクシング元WBC女子世界フライ級王者で、性別適合手術と戸籍変更を経て男子選手として活動を目指す真道ゴー(36=グリーンツダ)が13日、大阪市旭区の所属ジムで会見し、12月10日に所属ジム興行(エディオンリーナ大阪)で準公式試合(バンタム級3ラウンド)に出場すると発表した。同ジムの本石昌也会長によると、対戦相手は現役男子でプロ2勝以上の3選手と交渉中という。
男子プロボクサーと興行のリングで真剣勝負できることになり、真道は「エエんかなあ。(男子の)プロとして認められているようなもの」と明るい表情で語った。
関西では実施例がないという準公式試合。関東地区ではライセンスを交付されない17歳未満や元プロ選手が出場する。ヘッドギアなし、3分×3ラウンド、レフェリーやジャッジなど試合運営にかかわるオフィシャルはプロの試合と同じ態勢で行われる。本石会長は「見た目はプロの試合と何ら変わりない」と説明。今回は対戦相手に男子現役プロボクサーを用意する。「入場(の演出)などプロと同様のステージをつくります」と約束した。
真道は「リングを下りた時にどういう感情になるかはイメージできない。今は試合に向かって精いっぱい、やりたい。どこまで自分のボクシングをできるか。お客さんに“真道の試合は面白いやんか”と言ってもらえるように頑張りたい」と意気込んだ。
日本ボクシングコミッション(JBC)は試合での安全管理を理由に、真道の男子プロテスト受検を認めないと7月の理事会で決めた。同時に、男子選手と試合形式のスパーリング(準公式試合)を行った上で安全面などを精査し、データや内容によっては受検を認める可能性があるという方針を示した。
これを受け、真道は思い悩みながら海外での試合出場を検討。しかし、その後にJBCから「真道に限って、現役男子プロとの準公式試合を認める」と伝えられ、ラウンド数が4回戦より1ラウンド少ないだけでプロの試合とほぼ同様と言える準公式試合に臨むことを決めた。本石会長は「JBCから最大限の配慮があった」と感謝の気持ちを示した。
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