但馬ミツロ　「自分の真価をアピールする」　ボクシング10・7重岡兄弟W世界戦でプロ10戦目

但馬（右）の強烈な左ボディーにもん絶する亀田氏（左）
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【プロボクシング　3150　FIGHT　Vol.7　ヘビー級8回戦　　2023年10月7日　東京・大田区総合体育館】

　日本ヘビー級王者・但馬ミツロ（28＝KWORLD3）が4日、都内のワタナベジムで練習を公開した。

　7日に行われる重岡兄弟ダブル世界戦の興行でウィリアムス・オカンド（35＝ベネズエラ）と同級8回戦を行う。「勝っても負けてもKOの選手。100％どちらかが倒れる試合になるだろうし、立っているのが僕だと信じている」と拳を握った。

　ここまで9戦全勝6KOの但馬は世界ランキング入りを目指し、キャリアを積むため6月から5カ月連続で試合をこなし、10戦目となる次戦が5連戦の締めくくりとなる。4月に127キロだった体重は現在115キロまで減量。ナチュラルウエートに近づけることにも成功し「短い期間で学びがあった。最後に自分の真価をアピールできる試合をしたい」と進化した姿を見せる構えだ。

　中大時代の後輩で杭州アジア大会（中国）に71キロ級で出場中の岡沢セオン（27＝INSPA）が3日の準決勝で勝利し24年パリ五輪出場を内定させた。「（大学時代）3年間同部屋だった仲。うれしいニュースだし、僕自身モチベーションをもらえる」と刺激を力に変える。

　7日の試合は重岡兄弟に挟まれる“セミセミ”で登場。この日の公開練習ではプロモーターの亀田興毅氏をもん絶させるボディーブローを披露するなど順調な仕上がりを魅せた但馬。「（この試合の）意味も分かっている。世界戦を盛り上げられるように、魅せる試合をしたい」と自分に言い聞かせるように話した。