ボクシング“替え玉”騒動に平仲会長謝罪 「責任は全て僕の方にある。どんな処分でも受ける」

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日本ボクシングコミッション(JBC)は30日、実行委員会を開催し、5月14日に札幌で行われた興行に出場したナイジェリア選手2人が事前にJBCに申請、承認された選手とは別人だったことを発表した。
興行を主催した平仲BSジム会長の元世界王者・平仲信明氏(58)は委員会後に会見し「日本に住んでいるプロ経験のないナイジェリア人だった。申し訳ございませんでした」と謝罪した。
“替え玉”2選手が出場した試合はともに1回KO負け。無気力試合を疑問視したJBC関係者が過去の映像と比較したところ別人であることが判明した。担当者がパスポート確認を怠ったことが原因と見られるが、平仲会長自身も前日計量時にプロボクサーさながらの挑発行為をしてきた相手に対し、別人だとは疑わなかったという。マッチメークに関与したナイジェリア人仲介人の所在地などは判明しているため、JBCは今後詳しい経緯を聴取する予定だという。
7月上旬の倫理委員会で平仲会長やマッチメークに関与したボビー・オロゴンの処分を検討する。平仲会長は「責任は全て僕の方にある。どんな処分でも受ける」と頭を下げた。JBCの萩原理事長は「ライセンスを持たないボクサーがリングに上がったのは、非常に重大なこと。運営のミスは重くとらえている」と話した。
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