那須川天心の今後の階級は？畑山氏「Sバンタム級はチャンスない」、竹原氏「焦る必要ない」

（左から）竹原慎二氏、渡嘉敷勝男氏、畑山隆則氏
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　ボクシングの元世界王者、渡嘉敷勝男氏（62）、竹原慎二氏（51）、畑山隆則氏（47）が12日にYouTubeチャンネル「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則　公式チャンネル」を更新した。8日にプロボクシングデビューしたキックボクシング42戦無敗の那須川天心の今後の階級について言及した。

　世界が注目した那須川のボクシングデビュー戦。試合は第1ラウンドからトリッキーな動きも見せて、2回にダウンを奪うなど圧倒し、6回を戦い抜いて3―0判定勝利でプロボクシング初陣を白星で飾った。

　戦前から那須川が世界王者を目指す階級として、バンタム級もしくはスーパーバンタム級になるのか大きな注目が集まっていた。竹原氏は今後の階級について「どうなんですかね？ポイントの取り方は上手いじゃないですか。ただ、ポイントは取るけどお客さんへのボクシングの見せ方は100％ではない訳じゃないですか。スーパーバンタム級には井上くんがいますからね」と話した。

　渡嘉敷氏も「バンタム級にいけば、チャンスが今でもあるのかなと思う」と続いた。すると畑山氏は「この階級って本当にキツイですよね」と語り始め、「スーパーバンタム級いったら、相手が井上チャンピオンだからハッキリ言ってチャンスないじゃないですか。さすがに井上チャンピオンをどうのこうのって考えていないと思うんですよ。スーパーバンタム級を真ん中とすれば、その上か下かってなりますよね」と言及。竹原氏は「上は無いでしょ！？上はキツイよね」と付け加えた。

　それを聞いた渡嘉敷氏は「（那須川は）すぐに世界へ上がれる訳じゃないから、その間に井上チャンピオンは上の階級にいくだろうからスーパーバンタム級でいけるんじゃないかというのもあるよね」と井上尚弥がスーパーバンタム級での戦いを終えてから那須川がスーパーバンタム級で世界王者になることも考えられると話した。

　竹原氏はまだバンタム級かスーパーバンタム級かで焦る必要はないという。「あと2、3試合は契約体重でもいいと思う」とコメントして、この話題を締めた。