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井上拓真が4・8有明でソリスと王座決定戦 兄・尚弥が返上のWBAバンタム級王座

[ 2023年2月13日 13:00 ]

井上拓真
Photo By スポニチ

 プライムビデオは13日、都内のホテルで会見を開き、キックボクシングからボクシングに転向した“神童”那須川天心(24=帝拳)のプロデビュー戦を4月8日、東京・有明アリーナで行うと発表した。

 「Prime Video Presents Live Boxing 第4弾」と銘打たれた興行では、ダブル世界戦も行われる。ライトフライ級世界3団体王座統一戦ではWBAスーパー&WBC統一同級王者・寺地拳四朗(31=BMB)がWBO同級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)と対戦。WBA世界バンタム級王座決定戦では同級2位の元WBC同級暫定王者・井上拓真(27=大橋)が同級3位のリボリオ・ソリス(40=ベネズエラ)とマッチアップする。

 WBA世界バンタム級王座は前4団体統一王者・井上尚弥(29=大橋)が返上したタイトル。弟の拓真はWBC同級暫定王者として臨んだ19年11月のWBC正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス、引退)との団体内統一戦で敗れて以来、3年5カ月ぶりの世界王者返り咲きと自身初の正規王者を目指す。王座陥落後もタフなマッチメークを続け、東洋太平洋バンタム級王座、WBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王座を獲得するなど4連勝。尚弥とともに出席した1月のイベントでは「やっと兄が返上してくれたので、今年は一発で獲りにいきたい」と意気込みを口にしていた。

 ソリスは11年10月にWBA世界スーパーフライ級暫定王者となり、13年5月の河野公平(ワタナベ、引退)との団体内王座統一戦を制して正規王者に昇格したが、同年12月の亀田大毅(亀田、引退)戦の前日計量で体重超過して王座を剥奪。試合には判定勝ちしたため「負けても王座保持問題」が起きた。バンタム級でも16年3月に元WBC王者・山中慎介(帝拳、引退)に挑戦してダウンの応酬の末に判定負けするなど、日本でもおなじみのベテラン。バンタム級での世界挑戦は実に5度目となる。戦績は拓真が18戦17勝(4KO)1敗、ソリスが43戦35勝(16KO)6敗1分け1無効試合。

 興行はプライムビデオが独占ライブ配信する。

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2023年2月13日のニュース