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武居由樹が初防衛戦へ「タフな選手と思うけど、簡単に倒すつもりで戦います」

[ 2022年12月10日 17:10 ]

東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ ( 2022年12月10日    東京・有明アリーナ )

<WBA・WBC・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦記者会見>ブルーノ・タリモ(右)とタッチを交わし引き揚げる武居(撮影・会津 智海)
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 K―1から転向後5戦で王者となったプロボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級王者・武居由樹(26=大橋)は10日に横浜市内で会見が行い、初防衛戦へ「あと3日、ここまでいつも通り順調に進んできました」とアピールした。井上―バトラーの4団体統一戦の前座試合として行われる。

 初防衛戦の相手は2階級上のIBF世界スーパーフェザー級7位のブルーノ・タリモ(オーストラリア)。26勝(5KO)3敗2分けとキャリアは豊富だ。地元では日本人選手とのスパーで調整し、会見では「日本語で“こんにちは”と申したかったんですが、すべて忘れてしまった」とおどけるなどリラックスムードを漂わせた。

 この日、初めて相手の姿を確認した武居の印象は「厳つくて格好いいなって思いました。試合は、ガンガン前に来る気持ちの強い選手で、フィジカルも強そうな感じ」。八重樫東トレーナーも「前回より厳しい戦いになると思っている。長いラウンドをこなすのもキャリアの1部になる。どんな試合になっても対応していきたい」と話した。

 キックボクシング仕込みのトリッキーな動きと右フックを武器に勢いに乗る26歳。同門の井上が4団体統一を果たせば、来年以降はバンタム級での世界ベルト挑戦も視野に入ってくる。「簡単には倒れないタフな選手と思うけど、簡単に倒すつもりで戦いますので楽しみにしてください」と闘志を見せた。

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2022年12月10日のニュース