バンタム級4団体統一戦へバトラー来日　尚弥KO勝ち予想の声に「Good　Luck」

[ 2022年12月6日 10:24 ]

プロボクシング　世界バンタム級4団体王座統一戦（ 2022年12月13日東京・有明アリーナ）

羽田空港に来日したポール・バトラー（左）。右はマネジャーのジョー・ギャラガー氏
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　バンタム級史上初の4団体王座統一を懸けてWBA＆WBC＆IBF統一世界同級王者・井上尚弥（29＝大橋）と対戦するWBO同級王者ポール・バトラー（34＝英国）が6日、羽田空港に来日した。マネジャーのジョー・ギャラガー氏のツイッターによると、地元マンチェスターの空港からロンドンへ向かう際に航空機内で待たされたため、ヒースロー空港で日本行きの乗り継ぎに失敗。一日遅れでの来日となった。

　バトラーとの一問一答は以下のとおり。

　――この試合へ向けていつから、どこで、どんな練習をしてきたか。

　「場所は（マンチェスター郊外の）ボルトンで、10～12、13週間ぐらいスパーリングを中心に練習してきた。どういう練習をしてきたか、詳しいことは話せないが、良い練習ができて、良い準備ができたと思っている」

　――初来日か？日本にどんな印象を持っていて、滞在中に楽しみにしていることは。

　「初来日だ。長く飛行機に乗ってきたばかりなので、まだ印象というものはない。数日後、同じ質問をしてくれ。今回、日本にはボクシングで良い試合をするためだけに来た。そこだけを楽しみにしている」

　――減量の状況は。リミットまで何キロか。

　「英国を出る時点で、ウエートに関してはほとんど問題ない状況まで仕上げてきた。（リミットまで）少しあるが、それほど大きな問題ではない」

　――なぜこの対戦を受けたのか。4団体統一への思いが強いからか。

　「この試合が一番大きな試合、一番良い戦いになると思うので、この試合を受けない理由はなかった。バンタム級で一番大きなチャレンジとなる戦いになると思っている」

　――どのような長所を生かして、どのような展開で勝つつもりか。

　「戦略的なものは言えないが、ただ、ジムで勝つためにトレーニングしてきた。それだけだ」

　――井上のKO勝ちを予想する声が多い。どう感じているか。

　「Good　Luck（幸運を）」

　――残り1週間、日本でどんな練習をして本番を迎えるつもりか。

　「ほとんどの準備は来る前にしてきたので、簡単な調整をして試合に臨むだけだ」

　――井上は試合が長引く想定で練習していると語っている。

　「彼はどんな試合の前にもそういった発言をすると思う。お互い王者だから、お互いをリスペクトして、そういったことを言っていると思う」