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東洋太平洋ミドル級王者の竹迫が1年4カ月ぶりの試合で3回TKO勝ち 次はアジア王座統一

[ 2022年9月3日 20:01 ]

プロボクシング・ミドル級10回戦 ( 2022年9月3日    東京・後楽園ホール )

1年4カ月ぶりの試合で3回TKO勝ちした竹迫
Photo By スポニチ

 東洋太平洋ミドル級王者の竹迫司登(31=ワールドスポーツ)が1年4カ月ぶりの試合となるノンタイトル戦にKO勝ちした。元東洋太平洋スーパーウエルター級王者ニワット・コンカン(37=タイ)に3回1分57秒TKO勝ち。2回に2度ダウンを奪い、3回には左ボディーから右の打ち下ろしで相手が倒れるとレフェリーが即試合をストップした。竹迫は15戦14勝(13KO)1分け、コンカンは21戦11勝(8KO)9敗1無効試合。

 竹迫は昨年5月、国本陸(六島)に1回KO勝ちして日本ミドル級王座4度目の防衛。同年12月に日本王座を返上したが「目標は世界なので、その道に真っすぐ進むという意味で返上した」と説明。それ以来のリングにも「積み重ねてやってきたことが出たかな」と手応えを口にした。19年に結婚した麻裕夫人との間に昨年10月、第1子となる長女が誕生。「家族がいるおかげで僕自身が進化できる。気づかないサポートもしてくれて感謝している」と話した。

 目標は竹原慎二、村田諒太に続き日本人3人目となるミドル級の「世界王者」と言い切る。「次はアジア統一をしたい」とWBOアジア・パシフィック同級王者・能嶋宏弥(27=薬師寺)との統一戦を希望し、「世界へ向けて、試合の内容で評価してもらえるようにしたい」と意気込んだ。

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2022年9月3日のニュース