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井岡と再戦のニエテスは愛称“スネーク” かつては飼育係 陣営はヘビのキャラクターのシャツで統一

[ 2022年7月11日 16:42 ]

<WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ予備検診>予備検診に臨んだ井岡一翔(左)とドニー・ニエテス(撮影・小海途 良幹)
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 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦(13日、東京・大田区総合体育館)の予備検診が11日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、5度目の防衛を目指す王者・井岡一翔(33=志成)、前王者で同級1位の挑戦者ドニー・ニエテス(40=フィリピン)ともに異常なしと診断された。

 18年大みそかにマカオで対戦して以来、3年7カ月ぶりに井岡と対面したニエテスは「久しぶりに会えてうれしい」と話し、身長で4・2センチなど体格面で上回られたことには「前回の対戦でも井岡が上回っていた。特に気にならない」と落ち着いたそぶりだった。日本での試合は初めてだが、「これまでも相手のホームで多くの試合を戦ってきた。日本に来てからもミット打ちなど軽い練習をしてきている」と気にする様子もなく、「基本的には(判定勝ちした)前回と同じだが、チャンスがあればKOしたい。井岡も研究してくるだろうから、前回とは違う戦い方になる可能性が高いかもしれない」と異なる展開を予想した。

 ニエテス自身や一緒に来日した夫人ら陣営は、ヘビのキャラクターが描かれた紫色のポロシャツで服装を統一。ニエテスの愛称「アハス(=スネーク)」から取ったもので、フィリピン・セブ島ではヘビを首に巻いて入場したことが何試合もあるという。愛称の由来は「昔のボスが飼っていたヘビの飼育係だった」ことで、現在は自身でもペットとしてヘビを飼っているという。ファンからは「リング上での動きがヘビのようだ」と言われるそうで、ヘビを巻いた入場した試合の勝敗は「普通だった」と苦笑しながらも「ヘビはラッキーアイテムで、幸運を呼び込んでくれる大事なもの」と説明した。

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