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日本スーパーウエルター級タイトルマッチ前日計量 王者・川崎、挑戦者・丸木とも相手の印象は「いい人」

[ 2022年7月11日 14:41 ]

初防衛戦の川崎真琴(左)と4度目の日本王座挑戦となる丸木凌介
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦(12日、後楽園ホール)の前日計量が11日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、初防衛戦の王者・川崎真琴(38=RK蒲田)はリミットよりも200グラム軽い69・6キロ、挑戦者の同級1位・丸木凌介(31=天熊丸木)はリミットの69・8キロで、ともに一発パスした。

 川崎は4月に越川孝紀(31=一力)との王座決定戦に3―0で判定勝ちし、3度目の挑戦で悲願の日本王座を獲得。今回で既に今年3度目の試合とあり、「詰め込みすぎないように」と防衛戦へ向けたスパーリングは2カ月で約70ラウンドに抑えたという。日本王者となり勤務先のフィットネスジムで声をかけられるなど周囲は変わったが、自身は「気にしないようにしている」と冷静そのもの。初防衛戦についても「それにはこだわらず丸木選手にしっかり勝ちにいく」と話し、対面した挑戦者を「いい人そうだな(笑い)」と表現。「パンチ力がある危険な挑戦者なので、集中力を切らさないこと」を試合のポイントに挙げた。

 一方、丸木も王者の印象について「凄くいい人でした」と同じ回答。ボクサーとしては「逆にいやらしいというか、嫌なことをしてくるタイプ」と分析し、試合のポイントを「ジャブ。いろんな種類を使い分けたいと思う」と指摘した。日本王座挑戦は過去3度とも敗れており、今回が4度目の正直とあり「そんなにチャンスが巡ってくる人もいないので何とかモノにしたい」と決意表明。後楽園ホールも過去3戦3敗と相性が悪いが「(地元から)70人ぐらい応援に来てくれるので、みんなの帰り道を楽しませたい」と勝利を誓った。

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2022年7月11日のニュース