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遺恨は残さない!? 矢吹VS拳四朗“因縁の再戦”でビデオ判定採用 

[ 2022年3月18日 17:37 ]

前日計量をクリアした王者の矢吹正道(左)と寺地拳四朗(真正ジム提供)
Photo By 提供写真

 王者・矢吹正道(29=緑)と前王者・寺地拳四朗(30=BMB)が激突するプロボクシングWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦(19日、京都市体育館)でインスタントリプレイ(ビデオ判定)が採用されることが18日、分かった。試合を生中継するインターネットテレビ局「ABEMA」の協力を得て、役員席のテーブルにモニターを設置。判定に異議があった場合などには即座に映像を再生して確認する。

 昨年9月の対戦では矢吹が10回TKO勝ちし、8度防衛中だった寺地から王座を奪取。2021年の年間最高試合にも選ばれたものの、寺地陣営が「故意のバッティングがあったのでは」とする意見書を日本ボクシングコミッション(JBC)に提出するなど物議を醸し、WBCから異例のダイレクトリマッチ(直接再戦)が指令された。

 WBCでは2008年から世界戦でインスタントリプレイを導入し、誤審や違反行為などの発覚、その可能性がある場合はビデオ映像で検証しているが、前回の対戦では機材などの関係で採用されていなかった。両陣営はフェアな戦いでの“完全決着”を目指しており、ビデオ判定の採用が遺恨を残さない勝負を後押しする。

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2022年3月18日のニュース