×

朝倉未来 「正直がっかり」と平本蓮のMMA2戦目を振り返る メンタル面を含めて様々な敗因を指摘

[ 2022年3月8日 21:01 ]

朝倉未来(左)と平本蓮(右)
Photo By スポニチ

 格闘家の朝倉未来(29=トライフォース赤坂)が8日に自身のYouTubeチャンネル「ふわっとmikuruチャンネル」を更新。6日に開催された「RIZIN LANDMARK vol.2」のメインイベントだった20年大みそか以来の試合となる平本蓮(23=Roufu sport)と現KNOCK OUT―BLACKスーパーライト級王者の鈴木千裕(22=クロスポイント吉祥寺)の一戦を振り返った。

 朝倉は平本の入場を見ていきなり違和感を感じたと話す。「平もっちゃんがね、子犬が怯えた目で入ってきたんですよ。ツイッターではあんなに自信満々だったのに、現実では泣きそうな目で入ってきたのでメンタル的に弱い人なのかなと思った」と平本のメンタル面を指摘した。

 試合が始まると両者ともに打撃が強いため、打撃戦が面白かったと語った。しかし平本が鈴木に投げられてグラウンドの展開になると下の展開から何もできずに1ラウンドが終わった。「デジャヴ感というか彼、一昨年も同じ事をやってるんですよ。『俺は強すぎる最強だ』とか『今日は俺の日になる』みたいな事を言って萩原京平選手に何も出来ずボコボコにされたんですよ。そこから1年ちょっと幻想を膨らませてきたと思うんですけど、あんまり成長していないというのが正直な感想」と1ラウンド終了時点では、MMAデビュー戦となった20年大みそかからあまり成長してないとバッサリ言い切った。

 2ラウンドと3ラウンドは平本がパンチを打つものの蹴りを出さないため、鈴木に組み付かれる展開が繰り返されたまま試合は終わった。判定3―0で鈴木が勝利して、平本はMMA初勝利とはならなかった。

 平本の試合を見終わって「正直がっかりした」という。「組技はある程度強くなると思うけど、基礎を地道に頑張ってみたいに寝技とかってすぐ強くならないからさ」と話し始め、「あと周りも持ち上げすぎなんよね。平本に強く言える人が必要。俺の推測だけど平もっちゃんはたぶん都合のいい練習をしてるんだと思うんだよね。平もっちゃんってマススパーだとめちゃくちゃ強いと思うよ。なぜなら目がいいから。でもガチガチのスクランブルみたいな総合の練習を3ラウンド連続とかやってないんじゃないかなと思うんだよね。7割ぐらいのスパーリングしかやってないんじゃないかなと思う」と物申した。

 さらに「そうなると得意なところしか伸びないよね。その練習をしてたら今後成長しないと思う」とこのままでは平本に伸びしろがないと断言した。

 「今、平もっちゃんに必要なのはガチに近いスパーリングを3ラウンド連続やるって練習なんですよ。そこでスクランブルになった時の事を一つずつ復習することが平もっちゃんが強くなる一番の近道なんだけど、気持ちいい練習をしちゃってると思うんだよね。それが試合に出てた。試合経験の不足だけが原因じゃないですね。練習方法が良くないなって思った」と練習方法の改善を提言した。

 そして「トップになる選手ってなんだかんだ勝っちゃうんですよね。トップになる選手ってどんな逆境でも打ち勝っていく生命力というか気持ちの強さがあるんですけどここで2連敗しちゃうのは気持ちが弱い」と気持ちが弱さについて語った。

 「もっと強くなる選手になると思ってるからがっかりしたし、残念でしたね。正直、今やっても話にならないですね」と今戦っても実力の差は明らかであると語った。最後に「あんだけデカい口を叩いたならもっとガムシャラにやってほしかった」と締めた。

 動画で他の試合についても振り返っている。

続きを表示

2022年3月8日のニュース