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清水聡VS森武蔵 2冠統一日本人対決に薬師寺会長も期待「スリリングな試合になる」

[ 2021年5月20日 18:17 ]

前日計量をクリアした東洋太平洋フェザー級王者・清水聡(左)とWBOアジア・パシフィック同級王者・森武蔵(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・フェザー級王座統一戦12回戦(21日、後楽園ホール)の前日計量は20日、東京都内の病院で行われ、東洋太平洋王者・清水聡(35=大橋)はリミット(57.1キロ)を200グラム下回る56.9キロ、WBOアジアパシフィック王者・森武蔵(21=薬師寺)は100グラムアンダーの57.0キロでパスした。

 12年ロンドン五輪銅メダリストの清水は昨年7月以来10カ月ぶりのリングで、東洋太平洋王座6度目の防衛戦。当初は3月に組まれていた王者対決だったが、森の負傷、緊急事態宣言の発令を受けて2度の延期となった。計量後にオンラインで取材に応じた清水は「体の状態をより完璧に仕上げられた」と延期をプラスにとらえ、「減量も大成功だったし、あとはリカバリーで当日に最高の状態に持っていくだけ」と万全を強調。「ボクシング人生でプロになって1番重要な試合だけど、世界につながる試合だと思っている。勝つことだけを考えている」と自信を示した。

 昨年11月以来のリングとなる森は「長身で変則的な、あまりいないタイプ」と清水の印象を語り、「戦績が物語るようにパンチはある。そこに気を付けたい」と警戒しつつ、「気持ちは熱く頭は冷静に試合に臨みたい」と意気込みを語った。

 森が所属する薬師寺ジムの薬師寺保栄会長は「絶対に凡戦にはならない。スリリングな試合になると思うし、そうなってほしい」と期待した。

 東洋太平洋バンタム級王座決定戦12回戦の前日計量もあり、中嶋一輝(27=大橋)は53.4キロ、千葉開(28=横浜光)はリミットの53.5キロでパスした。

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2021年5月20日のニュース