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拓真、リーチ7センチ差も「大丈夫」「オーラとかも感じない」

[ 2019年11月4日 13:59 ]

 ボクシングのダブル世界戦(7日、さいたまスーパーアリーナ)の予備検診が4日、都内のホテルで行われた。WBC世界バンタム級王座統一戦は暫定王者・井上拓真(23=大橋)が身長1メートル64・2、リーチ1メートル63で、1メートル61・4、1メートル70の正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(33=フランス)を身長で3センチ上回り、リーチは7センチ短い結果となった。

 ウバーリと初対面した拓真は「思ったより(背が)低かった。よりやりやすいかな、というのはあった」と印象を口にした。リーチ差については「前回の試合もリーチの長い演習とやっている。そこは大丈夫」と話し、「数字は参考にしていないし、リングに上がってどうなるかという感じ。オーラとかも感じない。あとはやるだけ」と気合を込めた。

 一方、拓真の印象を問われたウバーリは「詳しくは(前日)計量で(両者がにらみ合う)フェースオフでじっくりながめてやろうと思っている」と不敵に笑った。身長やリーチ差について問われると、「どうでもいい。自分より大きな相手とも重い相手とも戦ったことがある。全てはリングで決まるし、自分はどんな状況にも対応できる」と笑い飛ばした。来日後の受け入れ態勢やファンから写真を求められるなどの環境には「光栄だ」と満足感を示し、「この戦いを通じて高貴なボクシングというスポーツの価値をみなさんに知ってほしい。だけど試合なので重要なのは勝つこと。自分がこの階級で一番強いところを見せたい」と意気込んだ。

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2019年11月4日のニュース