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新潟 5戦ぶり勝利へ デンと構える 豪州代表も日本戦に出場できず不完全燃焼 18日横浜戦で堅守誓う

[ 2024年10月18日 07:25 ]

高いモチベーションで横浜戦に臨むデン
Photo By スポニチ

 リーグ戦4連敗中のJ1新潟はきょう18日、アウェーで横浜と対戦する。連敗ストップへ向け、オーストラリア代表DFトーマス・デン(27)がゴールに鍵をかける。不完全燃焼に終わった代表活動の悔しさをこの一戦にぶつけ、堅守を貫いて5試合ぶりの勝ち点3を目指す。

 10日間の代表活動の疲れは「問題ない」。むしろ試合に飢えているデンは、17日に聖籠町のアルビレッジで行った最終調整も終始軽快な動きを見せた。代表活動で新たなモチベーションを得て「どの試合も全力でチームのために戦いたい」と守備のキーマンとして奮起を誓っている。

 これまでオーストラリア代表ではなかなか出場機会が得られなかった中、10日のW杯アジア最終予選の中国戦で先発。ポポビッチ監督の初陣で3バックの右に入り、積極的にボールを運ぶなどビルドアップで存在感を見せたが前半だけで交代。古巣浦和のホーム埼玉スタジアムが会場で、出場に強い意欲を示していた日本戦もピッチに立てなかった。

 「フラストレーションがたまったが、これがサッカー。プレーしたい時にプレーできるとは限らない。このフラストレーションを(エネルギーに変えて)新潟の方に向けたい」。気持ちをすぐに切り替えて16日早朝に新潟へ移動。練習に参加して準備を整えた。

 中国戦は地元のアデレードで開催。家族や親戚、友人と会う時間も取れた。新潟では一人暮らしをしているだけに、旧知の間柄の人たちと言葉を交わし「精神的にリフレッシュできたし、非常にモチベーションを与えてくれた時間になった。これを残りのシーズンにつなげたい」と気持ちを新たにした。

 再び代表に選ばれ、今度こそピッチでプレーし続けるためにもJリーグでの活躍は不可欠。横浜戦は得点ランク2位のFWアンデルソン・ロペスら強力3トップをどう抑えるかが鍵になることから、背番号3への期待は大きい。「代表チームも常に試合を見ている。一貫性を持っていいプレーを維持したい」。堅守でアピールする。 (西巻 賢介)

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