【ボートレースコラム】中道善博さん 「前向きに生きる」を発信

[ 2025年6月3日 04:30 ]

仕事終わりのご褒美とばかりに大好物の芋焼酎を口にする本紙評論家の中道善博氏
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 佐藤隆太郎がSG連覇を決めて1日に幕を閉じた、今年2度目のSG競走となったオールスター。シリーズ前半のデスク業務を終えて、後半は私もボートレースまるがめの現場仕事へ。そうとなれば、本紙評論家の中道善博さんのお手伝い。久しぶりにお会いしたが、ますます元気になられている印象を受けた。

 19年に肺がんの大病をされた時には、どうなることかと心配したが、手術、抗がん剤治療をされて、昨年にがんは寛解。レーサー時代は前向きな姿勢を貫いてSG8冠を達成されたが、病気に対しても前進あるのみだったという。「お医者さんを信じるしかなかった。“まな板の上の鯉”の気持ちを通すだけ」と大病を克服された。

 今では評論家活動に、ゴルフ、お酒とオフには大好きなものを全力で楽しまれている。「病気やけがで悩んでいる人がいれば、私が“まな板の上の鯉”になったように、前向きに頑張ってほしい」と熱いエールを発信していただいた。

 梅宮アンナさんが乳がんと闘いながらも結婚をしたことを発表したり、小林旭さんが階段で3メートル落ちて骨折をしても、その翌月にはコンサートのステージに立っていたことを公表するなど、前向きに生きているという有名人たちの発信には勇気をもらえる。スターボートレーサーだった中道さんの思いも必ずやファンに届いているはずだ。(大中 耕司)

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