【大垣競輪 F1スポニチ杯水都杯争奪戦】大槻寛徳 鋭く差し切って今年初V「これで頑張れそうです」

[ 2025年3月31日 18:24 ]

スポニチ杯を手にする大槻寛徳
Photo By スポニチ

 大垣競輪の「スポーツニッポン杯・第6回水都杯争奪戦(F1)」は3月31日、12Rで決勝が行われ、道場晃規の捲りを鋭く差し切った大槻寛徳(45=宮城)が、昨年8月27日の京王閣F1以来となる優勝を飾った。2着は捲った道場、3着に保科千春が入った。

 競走得点トップは伊達ではない。大槻が最後に本領の鋭い決め脚で、優勝を奪い取った。

 レースは大槻がスタートを取り、道場―大槻―保科が前受け。中団に山田諒―不破将登、末木浩二―佐藤康紀が後方。

 先にインを切った末木の上を山田諒が叩き早めに先行態勢。流し気味の山田諒がグッと踏み込んだが、最終1センターから仕掛けた道場が強烈に捲り切る。スピード良くS級初Vの期待を抱かせたが、番手の大槻が直線で差して優勝を飾った。

 初日特選3着、準決勝戦3着で勝ち上がった大槻は「前のおかげです」と控えめだったが「風もなく、きょうは一番軽かった。山田君を乗り越えたところでいける(優勝)かなと思いました」と話した。

 ここ一番で勝負強さを発揮したのはさすがだ。

 「最近は1着がなく落ち目だと思ったが、これで頑張れそうです(笑い)」

 ベテランだが、まだまだ輝きは失っていない。次走は4月10~13日のG3武雄記念。軽快なマークさばきと、鋭い決め脚を駆使して健在ぶりをアピールしていく。

 ◇大槻 寛徳(おおつき・ひろのり)1979年(昭54)5月20日生まれ、宮城支部所属の45歳。85期生として2000年8月18日、花月園でデビュー。通算成績は2172戦410勝。通算優勝は今回が41回目。G1決勝進出は2回ある。1メートル79、75キロ。血液型A。

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