【からつボート　G1全日本王者決定戦】末永和也がV　「峰さんにいい報告ができる」目指すはグランプリ

からつ周年初Vを決めた末永和也
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　ボートレースからつのG1「全日本王者決定戦・開設71周年記念」優勝戦が行われ、末永和也（26＝佐賀）がイン先マイから押し切って優勝した。G1は一昨年の九州地区選手権以来の2V。周年記念初制覇を地元で決めた。2着は平本真之、3着は関浩哉。節間では81億6882万4800円を売り上げ、12R1号艇のフライングや全艇フライングがありながら目標の75億円を上回った。

　優勝インタビュー。末永は少し緊張気味にファンの前に現れた。「今までにない緊張でした」。不安要素があったのだという。「ターンが合っていなくて、試運転でコケそうになったんです」

　それでも本番は力強く逃げ切った。「スタートを全速で行けた。あとはターン。漏らしたけどバックで（後続が）後ろにいたし、逃げられたから100点ですね」。そう解説して、ようやく表情が和らいだ。

　地元で周年を勝った。初日に負傷帰郷した峰竜太にいい報告ができる。「竜太さんが、まだ獲ったことないから獲りたかった。いい報告ができますね。ウイニングランの際の（おめでとうの）声も凄かったですね」。地元で勝つことの喜びをかみしめた。

　そして、さらに上のステージでの活躍を誓った。「グランプリを目指したい。グランプリはやっぱり違いますから」。目標に向け、羽ばたく26歳。ひたすら前へと進みのみだ。

　◇末永　和也（すえなが・かずや）1999年（平11）2月16日生まれ、佐賀県出身の26歳。124期生。19年5月、からつでデビューし8走目で初白星。21年3月のとこなめで初優出、22年10月の若松で初優勝。23年2月の若松地区選手権でG1初優勝。G1は2V。1メートル73、52キロ。血液型A。