2歳重賞ダブル獲りへ！野心を抱く松山

　【東西ドキュメント・栗東＝30日】土曜が札幌で、日曜が小倉の両2歳Sを転戦する騎手は松山と西村淳の2人。土曜の移動手段は飛行機で新千歳空港から羽田空港を経由し、北九州空港着のルートだそうだ。

　そのうちの松山にスポットを当てると札幌2歳Sで騎乗するギャンブルルームの新馬戦（6月25日、阪神）が実は凄い！？7頭の少頭数で2、5、6着馬が次戦で勝ち上がったのをご存じか。菱田が松山にその事実を伝えると「へー、知りませんでした。ボクの馬も人気がなかったので実戦タイプと思ってました」との返答。ハイレベルの新馬戦に同調を得られず拍子抜けしたが、当事者を驚かせただけでも良しとする。

　一方、小倉2歳Sのキャンシーエンゼルはテン乗りとあって坂路の追い切りにまたがっている。単走で4F53秒6～1F12秒5は手応えほど好時計にならなかった印象だが「前向きで気のいいタイプ。小倉の千二は合うと思います」と好ジャッジだった。

　“ゆるキャラ”の松山だが群を抜く勝負強さは実績が物語っている。2歳重賞ダブル獲りも夢ではない。