【平塚・グランプリ】井上、松浦の動きで流れ変わった 吉岡、新田が下げて北日本勢苦戦

[ 2022年12月31日 05:25 ]

“鬼脚”井上茂徳 “F1”吉岡稔真 最強ライントーク
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 【“鬼脚”井上茂徳 “F1”吉岡稔真 最強ライントーク】

 井上 脇本、おめでとう。笑顔が似合う脇本が今年の大一番を締めた。

 吉岡 脇本の今年賞金は3億円を突破。来年につながる明るい話題もできた。

 井上 レースは北日本勢が前受け。私は1番車の古性がスタートで近畿勢の前団を想定した。脇本は後ろ攻めになると新山の突っ張りで脚を使うとみたからだ。

 吉岡 新山がスタートを決めた。僕は北日本勢の前受けを予想したので新山の突っ張る隊列ができた。

 井上 松浦が早い周回から新田の外に追い上げた。この動きが北日本勢、中でも新田には想定外だったと思う。松浦の追い上げは想定していても早かった。

 吉岡 新田は松浦の後ろに下げた。追い上げがあってもインコースで粘れば新山の踏み出し勝負で外の松浦に競り勝てる。新田が下げたことで新山も踏むタイミングが難しくなり、後ろの守沢も難しくなった。

 井上 新田がインコースにいれば北日本4人で主導権に持ち込める。守沢が松浦の外に追い上げたことで脇本が行きやすくなった。

 吉岡 脇本は前団がもつれただけに守沢のブロックを受けない流れで踏み込めた。後ろに気を使った新山のスピードも一息に見えた。

 井上 いつもの脇本にしてみれば踏む距離も短く末脚も確かだった。脇本は勝てるチャンスをモノにした。地元郡司は最後の直線で見せ場はつくったが届かなかった。

 吉岡 松浦は展開を考えて戦った。新山の番手にあのタイミングで追い上げたことでレースを動かしたし見せ場をつくった。

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2022年12月31日のニュース