【札幌２歳Ｓ】サンディエゴ３連勝で重賞初Ｖ

札幌２歳Ｓで重賞初Ｖのサンディエゴシチー

　土曜札幌メーンの９Ｒ・札幌２歳Ｓは、サンディエゴシチーが３連勝で重賞初Ｖを飾った。デビュー戦は芝１２００メートル、前走は１５００メートル、今回は１８００メートル。距離延長が課題の１つだったが、心配無用だった。

　藤岡佑は「前半は（ハミを）かみ気味だったが、道中はリラックスしていた。学習能力が高くて従順な馬」。スタートを決めて好位３番手。緩い流れで３角から仕掛ける馬がいたが、インのポケットで我慢。直線で前があくと一気に抜け出した。昨年、後のダービー馬ロジユニヴァースが制した出世レースを勝ち「この馬で大きいところを狙いたい」と力強く語った。作田師も「いつもよりスタートも良く、いいレースをしてくれた」と表情を緩めた。
　今後について具体的なレース名は挙げなかったが「東京を経験させたい。距離が延びて掛からないかが課題」と話し、先々の大レースに照準を合わせていく。

　◆サンディエゴシチー　父マンハッタンカフェ　母ジェニーソング（母の父ラーイ）牡２歳　栗東・作田厩舎所属　馬主・友駿ホースクラブ　生産者・北海道浦河町アイオイファーム　戦績３戦３勝　総獲得賞金５５７４万２０００円。