前原誠司氏「自民党が無くなるんじゃないかという…」 裏金疑惑で揺れる現在の自民党の空気感を明かす

[ 2023年12月16日 21:43 ]

 国民民主党を離党して新党「教育無償化を実現する会」を結成した前原誠司衆院議員(61)が16日、ABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題が発覚した現在の自民党の空気感について明かした。

 安倍派(清和政策研究会)の裏金問題を巡り、松野博一官房長官が14日午前、自身を含む同派4閣僚の辞表を岸田文雄首相に提出した。事実上の更迭となる。東京地検特捜部は安倍派側の強制捜査に乗り出す方針を固めており、還流を受けたとされる議員への事情聴取を進める。

 交代する4閣僚は松野氏と西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農相。党の要職を担う萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、高木毅国対委員長も退任する。安倍派実力者「5人組」の高木、松野、西村、萩生田、世耕の5氏側はそれぞれ資金還流を受け、高木、松野、世耕3氏のケースは各1000万円を超えていたとされる。

 安倍派の裏金は最近5年間で5億円ほどに上る可能性があり、聴取の対象は同派所属99人のうち数十人規模になる見通し。二階派(志帥会)と岸田派(宏池会)でも政治資金収支報告書への不記載などがあったとされ、特捜部は安倍派と並行して調べるもよう。

 前原氏は「これだけ自民党が右往左往して、“自民党が無くなるんじゃないか”という空気は初めてですね」と話した上で「自民党の議員の人たちと会話すると“いくらぐらいでパクられるのかな”とかそういう話をみんなしてますね」と現在の自民党の空気感を明かした。

 そして「後ろめたい思いがある人は“アウトかセーフか…どの辺が線引きか”って思っていると思いますよ」とコメントした。

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2023年12月16日のニュース