「どうする家康」家康公認?“焼き味噌&食い逃げ”伝説再回収にネット爆笑!老婆・柴田理恵「不老不死w」

[ 2023年9月23日 13:50 ]

大河ドラマ「どうする家康」第35話。徳川家康と再会した団子売りの老婆(柴田理恵)は…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月17日、第35話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第35話は「欲望の怪物」。豊臣秀吉(ムロツヨシ)は母・仲(高畑淳子)を、徳川家康(松本潤)の上洛と引き換えに人質として岡崎へ送る。秀吉は家康を歓待。妻の寧々(和久井映見)や弟・秀長(佐藤隆太)を紹介し、諸大名の前で一芝居打ってくれと頼み込む。大坂を発つ前夜、秀吉から北条・真田の手綱を握る役目を任された家康は、1人の男と出会い、興味を持つ。それは豊臣一の切れ者と名高い石田三成(中村七之助)だった…という展開。

 家康は16年の月日を過ごし、慣れ親しんだ遠江・浜松城を去り、今川館跡に築いた駿河・駿府城(今川館跡)へ。於愛の方(広瀬アリス)とともに、浜松の民に感謝を伝えた。

 そこには、あの団子売りの老婆(柴田理恵)の姿も。第15話(4月23日)、三河・岡崎から遠江・浜松へ居城を移した家康に団子を差し出し、鳥居元忠(彦右衛門)(音尾琢真)が毒味。中には石が入っていた。老婆は「ヒヒヒ」と嘲笑した。

 第19話(5月21日)、家康が武田信玄に惨敗した「三方ヶ原の戦い」の現在も伝わる“焼き味噌&食い逃げ”逸話が登場。老婆ら浜松の民が語り合い、笑い合った噂話だったという“後日譚”として描く巧みな“回収”だった。

 「三方ヶ原の戦い」には、敗走の途中、家康が恐怖のあまり脱糞し、家臣に“焼き味噌”だと言い訳したという伝承が残る。大敗の戒めとして、肖像画「しかみ像」(徳川家康三方ヶ原戦役画像)が描かれたと伝わる。また、茶店で小豆餅を食い逃げし、追い掛けた茶屋の老婆が家康から銭を取ったというエピソードもあり、浜松市の地名に「小豆餅」「銭取」が残る。

 老婆は「あの時は、あの時はまさか、こんなにご立派になられるとは思いもせず。わしゃ、とんでもねえことを」と土下座。噂話をした民たちも現れ「わしら、色々とひでえ噂を広めちまって。殿は、戦場から逃げる時、怖くて脱糞し、焼き味噌だと誤魔化しただの」「団子を勝手に食って、わしが追っ掛けていって、銭取ってやっただの」と懺悔した。

 鳥居元忠(彦右衛門)(音尾琢真)は「あれはおまえたちか。物凄く広まっとるぞ」と諌めたが、家康は「よいよい。あの時わしは、本当に怖くてな。少し漏らしたんじゃ。団子を盗ったのも、きっとわしであろう。わしが、情けない姿を晒したのは、紛れもないこと。存分に語り継いで、わしを笑うがよい」と寛大に笑った。

 家康は名実ともに民に愛される殿様になった。

 SNS上には「焼き味噌、回収w」「本人公認の焼き味噌伝説」「懐が深いwそりゃ、天下獲るわw」「味噌焼きの噂も団子の噂も、家康が広い心で許して公認にしてあげるの草。あれほど嫌われた浜松の民と、ここまで遠慮なく語り合えるようになったということか」「老婆はずっと老婆だけど、一体何歳なんだ…。不老不死かw」「家康の器の成長を示すための柴田理恵やったんやなぁ」「柴田理恵婆さんがまだお元気だったのはビックリ。あの婆さんたちが広めた噂話が400年以上逸話として語り継がれるんだから凄い」などの声が上がった。

 次回は第36話「於愛日記」(9月24日)が放送される。

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