フジ竹俣アナ スタジオで将棋解説、15分後には外で天気予報の大忙し「スタジオから走ったので暑い」

[ 2023年6月21日 18:04 ]

竹俣紅アナ
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 フジテレビ竹俣紅アナウンサー(24)が21日、同局系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)に生出演し、スタジオ解説とお天気キャスターにと大忙しの一幕があった。

 番組ではこの日、20日に指された、将棋の第71期王座戦挑戦者決定トーナメント準々決勝をピックアップ。藤井聡太王将(20)=名人、竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=が追い込まれながら、村田顕弘六段(36)を大逆転で下した一局のすごさを、元女流棋士の竹俣アナが解説した。

 AIによる形成判断では一時、藤井が2%という絶体絶命の局面があった。そんな状況からの大逆転劇に、竹俣アナは「こんなことがあるのかと、見ていて手が震えましたね」と興奮気味に振り返った。

 竹俣アナによると、圧倒的劣勢だった藤井は、76手目に形勢を一気に逆転するようなミラクルな一手を打った。「この手はAIにはあまり良さが分からない手だと思います。というのも、人間の心理を突いたミスを誘うような一手なんです」と解説。これが村田の焦りを誘ったと分析した。さらに、その後も藤井がミスを誘う一手を打ち、村田に揺さぶりを掛けたという。一方の村田に対しては、「だんだん(藤井の)わなにかけられていて、何かがおかしいと、村田六段はおそらく指している間、思っていたと思います。もうちょっとで勝ちなのに、なぜか勝ちがやって来ない」と、その心理状況を推測した。

 竹俣アナの印象では、普段の藤井は「人工知能みたいな指し手が印象的」というが、この日は「人間の感情ですよね。ここで負けてたまるかと、まだ自分は勝てると、あきらめない気持ち(が感じられた)」と解説。「AIには人間の心理を突くことはできないですからね」と、藤井の戦いぶりを称賛していた。

 竹俣アナはこの15分後、社屋の外に出て、いつものようにお天気コーナーを担当。榎並大二郎アナから「竹俣さんも元女流棋士の顔から、気象キャスターの顔にすっかり戻ってますね」と振られると、竹俣アナは「スタジオから走って来たので、過ごしやすいというより暑いんですけど、風が吹いてくると過ごしやすいです」と語っていた。

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2023年6月21日のニュース