明石家さんま「舞台は汗かいてやらな」実感 “未来の人気芸人”の前で1時間半の場つなぎ

[ 2023年6月18日 21:32 ]

明石家さんま
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 お笑いタレント明石家さんま(67)が18日、ニッポン放送「明石家さんま オールニッポンお願い!リクエスト~やってきました日常日!『仰天!日常ロードショー』」(後6・00)に生出演し、忘れられないお笑いライブを振り返った。

 ゲストの陣内智則が今年5月、地元兵庫の加古川市民会館で凱旋ライブを行ったと報告。陣内にとっては思い出の会場だったそうで、「小3の時に、親に連れて行かれてさんまさんを見てるんですよ、そこで」と打ち明けた。

 するとさんまは、「俺、はっきり覚えてる。というのは、やすきよ師匠が1時間半、遅れてきたの」と返答。横山やすし・きよしが、雪のため交通機関が立ち往生するアクシデントに見舞われたという。

 そんなステージで、さんまたちが託されたのが、やすきよが到着するまでの場つなぎ。「俺と(ザ・)ぼんち兄さんが1時間半、つないだの、記憶にないか?」と、陣内の記憶を探った。

 さんまは「(やすきよが)いつ入ってくるか分からんから。俺らネタ終わってるし、ぼんちさんも終わってるし。さあどうしよう?となって、形態模写とか、高校野球のその時の優勝校をものまね、監督がベンチに呼ぶ姿とか」と、あらゆる手を駆使してネタを出し尽くしたという。

 やすきよが遅れていることは公表されず、観客は裏事情を知らないままさんまたちのネタを見ていたという。客は「40分くらいしたらウケなくなって」と無情な反応だったが、「1時間やると、つないでるって分かる。そしたら、何を言うてもウケ出す。こいつら、頑張ってるぞってなる」と、必死さとおもしろさが伝わり、会場の空気もだんだん温かくなっていったという。

 そんなステージを経験して、さんまは「芸人が汗かくと感動するって、あの日初めて。舞台は汗かいてやらなあかんなって思いでやったのが、加古川市民会館だった」と、記憶に深く刻まれる1時間半を回想した。

 しばらくたって、やすきよがようやく会場入り。さんまは「やすきよ師匠がやっと入られて、やすし師匠が“何待ちや?”って(言って)、ワケの分からん展開」と、横山やすしさんのまさかの一言を回想。「あの時、初めてやすし師匠を殴りたかった」と笑わせた。

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2023年6月18日のニュース