NHK連続テレビ小説「らんまん」こだわりが詰まった作中の草花

[ 2023年4月7日 06:30 ]

NHK連続テレビ小説「らんまん」に登場する草花はレプリカで作られている
Photo By 提供写真

 現在放送中のNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~金曜前8・00)。日本植物学の父・牧野富太郎をモデルにした作品で、俳優の神木隆之介(29)が主演を務めている。放送1週目のタイトルは、牧野が愛したことで知られる花「バイカオウレン」。制作統括の松川博敬氏は「各週のタイトルは毎回物語のキーになる植物の名前になる予定です」と説明した。

 草花がテーマとなる作品だけに、雄大な自然も見どころの一つ。ただ、植物という生ものを扱うだけに撮影上の苦労も絶えない。松川氏は「朝ドラは普通、8割5分がスタジオでの撮影なのですが、今回はロケの分量が多い。その全てが山とか川とかなので、足場が良いところで撮影した思い出がないです」と苦笑いを浮かべた。

 作中に登場する草花は、京都のレプリカ製作メーカー西尾製作所で作られたものを使用して撮影。「植物の実物を取り寄せ、型を取って作る。事前に計画しないと、その草花が手に入る季節を逃してしまうので、神経を使います」とこだわりを明かした。 

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2023年4月7日のニュース