キンプリ　ライブでぼや、札幌公演途中で中止　機材から出火　7日のステージは予定通り

中止決定後も、会場の北海きたえーるの前には大勢のファン
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　King＆Princeの全国アリーナツアー北海道公演が行われていた札幌市豊平区の北海道立総合体育センター（北海きたえーる）で6日午後2時半ごろ、天井から下げられていた機材から火が出るぼやがあった。ジャニーズ事務所はこの日夜、公式サイトで現場検証の結果、出火原因はスモークマシンのケーブルの接触不良による電気ショートであったと報告した。

　公演には約8000人のファンが来場。火の粉が落ちる位置にいた一部の観客が避難し体調不良を訴えた1人が救急車で搬送された。コンサートは途中で打ち切りとなり、夜公演も中止となった。

　この日の夜、グループはインスタグラムの生配信を実施。代表して神宮寺勇太（24）が「今日楽しみにしてくれていた方、中止となって本当に申し訳ありません。ティアラ（ファン）と僕たちの安全を考えて中止という決断をさせてもらいました」と謝罪した。

　公演開始から約1時間半後の午後2時半ごろ、会場中央付近に設置されたセンターステージの天井の機材から出火した。メンバーはセンターステージから約22メートル離れたメインステージ上で歌唱中。友人と来ていた札幌市の女性会社員（27）は「数分後に消し止められた」と話し、消火後に「花火のようなにおいがした」「目に刺激を感じた」と話す観客もいた。

　メンバーは約1時間MCで場をつなぎ「体調悪い人がいたらすぐ言ってね」「俺らがついてるからね」などファンを気遣う声がけをしていたという。その後中止が決定。観客の規制退場が行われた。

　札幌市消防局によると、発生から約1時間後に施設側に問い合わせ、騒ぎが起きていることを確認し、消防車など6台を出動させた。病院に運ばれた人は、意識はしっかりしているという。

　また、現場の安全が確認されたことから、7日の2公演は予定通り開催を決定。ただし、問題のあった機材の使用は控える。