ますおか・増田英彦 漫才師のコロナ禍での苦しみ代弁! 無観客で「コントは成立するけど、漫才は…」

[ 2021年10月7日 18:27 ]

「ますだおかだ」の増田英彦
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 お笑いコンビ「ますだおかだ」の増田英彦(51)が7日、ABCラジオの冠番組「ますだおかだ増田のラジオハンター」(水曜後12・00)に出演。「コロナ禍のコントと漫才」について持論を展開した。

 増田は9月18日にフジテレビ系(関東ローカル)で放送された「ツギクル芸人グランプリ2021」で審査員を担当。「コントのレベルが進化している」感じたと明かす。自分と同世代のコントは「刑事と犯人」「先生と生徒」など分かりやすい設定が多かったと前置きした上で、「最近は生活のごく1シーンを切り取って、そこから話を進展させている。ストーリー性重視というか、お芝居として見られるようなものが主流になっているし、最後にちょっとほっこりする系の後味の凄くいいコントが増えている」と分析した。

 一方で漫才はどうか。増田は「コロナ禍でお客さんの前で漫才する機会がだいぶ減ってるんですよ」と嘆く。かつての名番組「オレたちひょうきん族」「ドリフ大爆笑」を例に挙げて、「スタジオコントというジャンルがあって、コントはお客さんがいなくても、ある意味で成立する」ときっぱり。それに対して「漫才は与えられた時間、お客さんを楽しませる芸で、ネタは楽しませる材料でしかないわけですよ。カメラの向こうにお客さんはいるんですけど、お客さんにしゃべりかける系の漫才は特にやりにくい」と口にして、漫才師に同情した。

 審査員を務めた「ツギクル─」は決勝に残った3組がいずれもコント。増田は「賞レースは漫才が強いイメージやったんですけどね」と苦笑い。「コントは(テレビで)披露する場所が増えて、どんどん進化してる。漫才師が頑張らなあかん時代やなと、改めて思いました」としみじみと語った。

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2021年10月7日のニュース