エルトン・ジョン 検閲カットを批判「我々の社会が分断されていることの表れ」

[ 2019年6月2日 05:30 ]

エルトン・ジョンさん
Photo By AP=共同

 英人気歌手エルトン・ジョン(72)は1日までに、自らの半生を描いた映画「ロケットマン」の公開を控えたロシアで一部の場面が検閲でカットされたとして、抗議の声明をツイッターを通じ発表した。

 BBC放送によると、同性愛者であることを表した場面が検閲対象となったという。「我々の社会が分断されていることの表れであり、悲しい」とロシアの配給会社による検閲を批判した上で、世の中から差別や偏見をなくすために努力を続けると強調した。

 BBCによると、男性同士の性描写を含む計5分程度の場面のほか、エンディングで同性婚相手を紹介した部分も削除されたという。配給会社はタス通信に対し、ロシアの法律に従って一部を修正したことを認めた。一方、ロシア当局は、政府側から配給会社に修正を要求したわけではないと説明した。

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2019年6月2日のニュース