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元世界3階級制覇王者ロマチェンコが引退表明「神に感謝したい」 アマ時代は五輪連覇達成など396勝1敗

[ 2025年6月5日 22:29 ]

ワシル・ロマチェンコ
Photo By スポニチ

 ボクシング元世界3階級制覇王者で現IBF世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(37=ウクライナ)が5日、自身のインスタグラムを更新。「グローブをつるす時が来た。神に感謝している」と現役引退を表明した。

 ロマチェンコはアマチュア時代に五輪2連覇を達成。プロではフェザー級、スーパーフェザー級、ライト級を制し、12戦目で世界最速タイとなる世界3階級制覇を達成した。20年10月にはテオフィモ・ロペス(米国)に敗れてライト級統一王座から陥落も、21年6月に中谷正義(帝拳)に9回TKO勝ちし再起した。

 母国がロシアに侵攻された22年には地元のビルホロド・ドニストロフスキー地区の領土防衛隊に入隊。6月に予定していた元3団体統一世界ライト級王者ジョージ・カンボソス(オーストラリア)との対戦を中止していた。

 多彩なコンビネーションと華麗なステップを武器に「ハイテク(精密機械)」の愛称を誇ったロマチェンコ。24年5月にオーストラリア・パースで行われたカンボソスとのIBF世界ライト級王座決定戦に11回2分49秒TKO勝ちし、王座を獲得した一戦が現役最後の試合となった。プロ通算21戦18勝12KO3敗。

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