この日37歳誕生日の元世界王者・小国以載「右や思っていくだけ」　WBO－AP王者・村田昴に挑戦

ボクシング　WBOアジア・パシフィック（AP）スーパーバンタム級タイトルマッチ   村田昴（帝拳）《12回戦》小国以載（角海老宝石） （ 2025年5月20日    東京・後楽園ホール ）

前日計量をパスした村田（左）と小国
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　WBO―APスーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量が19日、都内で行われ、王者・村田昴（28＝帝拳）はリミットの55・3キロ、挑戦者で同級8位の小国以載（37＝角海老宝石）は55・2キロでパスした。

　元IBF世界スーパーバンタム級王者は「久しぶりに囲まれますね～」とおどけると「この歳になってきたら状態が良いか悪いか、もう分からへん。とにかくいつも通り」と小国節を響かせ万全を強調した。

　当初はノンタイトル戦だったが、小国がランキングに入ったことでタイトル戦に昇格した一戦。17年9月にIBF世界同級タイトルマッチで岩佐亮佑の挑戦を受けて以来、約7年8カ月ぶりのタイトル戦となり「勝ったらベルト。それはもうありがたい」とニヤリ。同一戦以来、“苦手”とされるサウスポーとの対戦となる村田戦には「負けたら（やっぱり苦手の）左やったと。負けた時の言い訳まで考えている」と止まらなかったが「右（構え）や思っていくだけ。顔の位置は同じ」と一瞬、真剣な表情も見せた。

　この日は37歳の誕生日を迎え、所属ジムの鈴木眞吾前会長からサプライズのケーキが届けられた。「勝って最高の誕生日にします！」と宣言し、9戦全KO勝利の無敗王者から有言実行の白星をつかみにいく。

　試合はU―NEXTで独占ライブ配信される。