拳四朗「強くなって帰ってくる」 ”標的”バムとの対戦見据え米ロサンゼルス合宿で“本場流”学ぶ

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プロボクシングWBA&WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(33=BMB)が16日、米ロサンゼルス合宿に向け羽田空港から出発した。出発前に空港で取材に応じ「向こうの強さをずっと知りたかった。日本とアメリカの戦い方はやっぱり違うので、そういう良さを学べれば。強くなって帰ってきたい」と意気込んだ。
合宿は約1週間を予定し、滞在中はWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27=M・T)が師事するルディ・エルナンデス・トレーナーの指導を受ける予定。これまでも米国合宿を希望してきたが、ライトフライ級時代はルディ氏の愛弟子でWBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(26=米国)が同階級にいたため、かなわず。「(オラスクアガと)試合をするまでは中々教えてもらいづらい感じがあった。ただもうやったし、ええやろと」と23年4月に対戦したことで、約3年ぶりに本場での合宿が実現した。
“標的”とするWBC世界スーパーフライ級王者ジェシー“バム”ロドリゲス(25=米国、帝拳)戦に向けても有意義なものとする。「アメリカの選手は動きが似てると言えば似ている。そういうとこのうまさを知ることができれば。ルディはディフェンスとかも結構うまいので、そこも吸収できれば休み方とかもまたうまくなるんかな」と米国人選手との実戦練習を重ね、さらなる成長につなげる。
5月11日には、対戦を希望する前WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(36=志成)が王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)に0ー3判定負け。もう一人の“標的”の王座返り咲きとはならなかったが「僕が(スーパーフライ級で)ベルトを獲って、挑戦を受けるパターンも全然あるのかな」との対戦プランを思い描きながら「とりあえず今の目標はバム」と言い切った。
3月に前WBA王者ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に12回1分31秒TKO勝ちし、2階級複数団体制覇を達成。試合後は米老舗専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP、=全階級を通じての最強ランク)10位に初ランクインを果たした。最新ランクでは9位に浮上も「何もしてへんのに…複雑感はある」と苦笑い。それでも「なるべく(ランキングの)維持はしたいなとは思う」と夏ごろに国内で行われる見込みの防衛戦では、結果と内容にこだわる勝利を見据えた。
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