亀田史郎氏「成長度が半端ない」と天心の2戦目を称賛！厳しい意見もバッサリ「倒せと言うのは素人！」

亀田史郎氏
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　ボクシング亀田3兄弟の父でボクシングトレーナーの亀田史郎氏（58）が22日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。ボクシング転向後2戦連続判定勝利となった那須川天心について言及した。

　18日にメキシコ王者のルイス・グスマンを相手にプロボクシング2戦目を戦った那須川。“キックの神童”として期待値が高い中で、1回からファンを魅了した。相手の右ストレートにカウンターの左ストレートを合わせてダウンを奪った。その後は細かいステップを見せるなど余裕を見せ、7回には2度目のダウンを奪った。最終ラウンドも相手をグラつかせたが倒すことはできず、試合内容は完勝ながらもボクシング転向後、2戦連続判定勝利となった。

　4月のプロボクシングデビュー戦からの成長度に驚いたという史郎氏。「俺はビビった。あの成長度は半端ないと思う。すごい練習したというのがわかった。完璧だったし、世界チャンピオンになれると確信した」と語り、「スピードは一級品やな。感覚やタイミングの合し方も素晴らしい」と称賛が止まらなかった。

　那須川に対する厳しい意見についても「1Rでダウンを奪ったけど、“なんで詰めへんねん”“なんで倒さへんねん”“倒せ倒せ”って言うのは素人！」とバッサリ。

　「倒しいってもいいけど、無理することないやん。この子は世界を見てると思うから陣営も焦って“行け！”とか言ってないと思う。周りはKOが見たいだけであって、井上尚弥と比べたいだけであって、倒したから強いってわけじゃないねん。負けへん事が強いわけ。メキシコチャンピオンに全ラウンドで1発ももらってないことは凄い事だと思うよ」と説明した。

　そして次戦もKOを狙わなくてもいいという。「8ラウンドやって、自分で全部展開を作るのは普通2戦目じゃできへんよ。今の天心のボクシングを磨き上げた方がいいと思う。俺の目線からしたらあのボクシングで完璧」と今後の成長にも期待した。