ボクシング黒木優子　「集大成のつもりで」8・5統一戦で“大人なゆうこりん”見せる

ワンピース姿で拳を握るボクシングの黒木優子（撮影・吉田　剛）
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　「ボクシング界のゆうこりん」ことWBO王者の黒木優子（32＝真正）が5日、東京・越中島のスポーツニッポン新聞社の本社に来社。8月5日に行われるWBA王者モンセラット・アラルコン（29＝メキシコ）とのWBA＆WBO女子世界アトム級王座統一戦に向け「ずっと目標にしてきた試合。集大成のつもりで挑戦したい」と意気込んだ。

　練習拠点とする神戸から4日に東京入りし、8日まで三迫ジムでスパーリング中心に調整する。これまで試合1カ月前はホテルで生活を送ってきたが、今回から自炊するためにマンスリーマンションでの生活を始めた。休日に一週間分の食事を作り置き「お肉中心の食事。冷凍庫は常にパンパンです」と練習に集中できる環境を整えた。

　今年でプロ15年目。KO狙いから、冷静にポイントアウトするスタイルも円熟味を増した。「今は練習後の坂道がきつい」とおどけながら「KO狙いで荒々しかった若いときから、今は良い意味で落ち着いた。10ラウンド戦うことを見据えながら、いけるときに倒すことを意識している」と“大人のスタイル”に手応えを口にする。

　次戦に勝てば日本人女子2人目の世界王座統一となり「ベルトが2本になるか、0本になるか大事な試合。落ち着いて自分のボクシングをしたい」と闘志。次戦はU―NEXTで配信されることもあり「いろんな方に見てもらえるチャンス。女子ボクシングを面白いと思ってもらえるような試合をしたい」と言葉に力を込めた。