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重岡銀次朗 8・11因縁相手と王座統一戦 1月無効試合に「しっかり白黒つけたい」

[ 2023年7月1日 04:44 ]

IBF世界ミニマム級王座統一戦   重岡銀次朗 12回戦 ダニエル・バラダレス ( 2023年8月11日    エディオンアリーナ大阪 )

8月にIBF世界ミニマム級王座統一戦に挑む重岡銀次朗(右)とファウンダーの亀田興毅氏
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 IBF世界ミニマム級暫定王者の重岡銀次朗が、8月11日にエディオンアリーナ大阪で同級王者のバラダレス(メキシコ)との王座統一戦に臨むことが30日、発表された。両者の1月の対戦はバラダレスが偶然のバッティングにより負傷。試合を続行できず、無効試合となった。

 オンラインでつないだ会見では早くも火花が散った。バラダレスは「(重岡銀は)大したことない。何回やっても楽勝。余裕。(バッティングした)耳も痛くない。次は銀次朗の耳を破壊する」と言いたい放題。重岡銀は眉間にしわを寄せながら「調子が良いなら良いこと。万全に準備して、しっかり勝つ気で挑んでほしい。俺に本気で勝つ気で来いよ」。落ち着いた口調の中にも怒りの感情が明らかにあった。

 正規王者になる確かな自信がある。前回のバラダレス戦が決まった昨年12月に、練習専念のため都内そば店でのアルバイトを辞めた。4月に暫定王者となり、時給1160円の生活から「よりボクシングと向き合える時間が増えた」。来週以降、仮想バラダレスとしてフィリピン人のスパーリングパートナーと週3日の実戦に入る。「しっかり白黒つけたい。チャンピオンは1人でいい。勝つ自信ももちろんある」。前回と同じ大阪の会場で迎える夏の陣。苦い記憶を拭い去る舞台は整った。

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2023年7月1日のニュース