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井上尚弥 フルトン戦へ手応えの10Rスパー!当日は2団体王者タパレス視察も「当然かなと思う」

[ 2023年6月26日 22:02 ]

メキシコ人パートナー2人と計10ラウンドのスパーリングを行った井上尚弥(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)が26日、メキシコ人パートナー2選手と計10ラウンドのスパーリングを行ったことを大橋ジムが報告した。

 7月25日に東京・有明アリーナで行われるWBC&WBO王者のスティーブン・フルトン(28=米国)戦に向け、ともに17日に来日したWBCフェザー級23位のブライアン・アコスタと、WBC世界ユース王者のバカ・エスピノーザと5ラウンドずつ拳を交えた。

 井上は「試合1カ月前に10ラウンドをやると自分が希望しました。やれた手応えはありましたが、前半1、2回はペース配分しすぎました。5ラウンド目は効かせたりできたと思う」と手応えを口にした。

 22日には“仮想フルトン”としてアマチュア米国王者のジャフェスリー・ラミド(米国)と8ラウンドのスパーリングを行い「ラミド選手は完全なフルトン対策ですが、メキシコ人パートナーとは相手の得意なところでスパーリングすることを意識しています。今日の前半のアコスタ選手はフィジカルが強くて前に出るタイプ。後半のエスピノーザ選手は距離を取るタイプ。フィジカルならフィジカル、遠い距離ならその距離でボクシング勝負しました。もう、これで試合まで10ラウンドはやらないですね」と明かした。

 7月25日のフルトン戦はWBA&IBF同級統一王者のマーロン・タパレス(フィリピン)が視察予定だといい「当然かなと思う。気になるだろうし、対戦したい気持ちなのだろうと思います。そういう流れになればいいんじゃないですか」と4団体王座統一戦になる展開を期待した。

 決戦まで残り1カ月を切り「バンタム級よりも1・8キロ上がっているので、それをしっかりとプラスに変えていこうと思う」と意欲を示した。

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2023年6月26日のニュース