現役プロボクサー 井岡一翔の大麻成分検出問題の発表についてJBCのタイミング「ベストだった」

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現役プロボクサーの中川麦茶(34)が22日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。日本ボクシングコミッション(JBC)が井岡一翔(34=志成)のドーピング検査の検体から、大麻に含まれる有害成分「THC」の代謝物が検出されていたことを21日に発表したことについて言及した。
元WBO世界スーパーフライ級王者の井岡が昨年大みそかに行われたWBA同級王者ジョシュア・フランコ(米国)との世界2団体統一戦で受けたドーピング検査の検体から、大麻に含まれる有害成分「THC」の代謝物が検出されていたことが分かった。
JBCは「本試合終了後に採取した井岡選手の尿検体から禁止物質のTHCの代謝物であるTHC―COOHが検出されました」としたが、世界アンチドーピング機構(WADA)の判定限界(180ng/ml)を超えるものではなかったことから、「ドーピング禁止を定めるJBC第97条には違反しなかったものと判断しました」と説明。24日には東京・大田区総合体育館で王者フランコとの約6カ月ぶりの再戦による挑戦を控えているが、予定通り開催されるかは明記されていない。
中川は世界戦3日前のタイミングでのJBCの発表について「この発表に関してはすげえなと思った」とひと言。「これが1週間前や1カ月前に発表しちゃうとチケットの売れ行きやPPVの売れ行きにめちゃくちゃマイナスになる。JBCからしても井岡は良くも悪くも“商売道具”だと思うんですよ。日本にスター選手が居なければJBCも潤わないし、全体が潤わない。これを試合後とかに発表したら“試合するための隠ぺいだ”みたいに言われていたと思う」と説明した。
そしてJBCは、24日の試合後の尿検体でも大麻成分が残る可能性を含めてこのタイミングでの発表だったのではないかと推測。「大麻って血液に反応しなくなるまでに、約300時間かかる。尿検査だと数日から数週間かかるんですよ。もしこれが数週間前の発表だと、24日の試合後の尿検査で成分が取れない可能性があるから3日前にしたんだと思う。JBCも色々と考えた上で、このタイミングがベストだったんじゃないかなと思いますね」と語った。
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