あの井上尚弥“最大のピンチ”を救った!?八重樫東氏も絶賛の「天才カットマン」とは…

14年4月、日本選手最速となるプロ６戦目で世界王座を奪取し、トレーナーの父・井上真吾さんと一緒に肩車される井上尚弥。右下が佐久間史朗トレーナー。
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　ボクシング元世界3階級王者の八重樫東氏（40）が17日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」（土曜後5・00）に出演。「天才カットマン」として慕う佐久間史郎トレーナーの“神業”を紹介した。

　八重樫氏は「スポーツ界の黄金コンビ・前編」として佐久間史郎トレーナーと一緒に出演。自身にとっての“黄金コンビ”は世界戦14試合を共に戦ったカットマンである佐久間トレーナーだと紹介し「ボクシングは3分動いて1分休む競技なんですけど、インターバルでコーナー戻ってきて1分間しかない。その1分間でピタッと血を止めてくれる天才ですね」と称賛。

　これぞ“神業”だという名場面については「それこそ井上尚弥（19年11月WBSSバンタム級決勝ノニト・ドネア戦）。ドネアのパンチでざっくり切れて井上尚弥最大のピンチだったんですけど、それを佐久間さんがバチっと止めた」と紹介。

　佐久間トレーナーが「あいつが（目の上を）切ったのは初めてだった。インターバル中に出る映像を見ながら尚弥が何もらった?アッこのパンチかって真吾トレーナー（尚弥の父）と話してた。お父さん血止まってる?みたいな感じで聞いていたので、誰が止めてると思ってんだよ!!って」と当時を回想。

　これに番組MCの浜田雅功は「カッコイイ。自然と出たんですね。誰が止めてると思ってんねんって」とコメント。佐久間トレーナーは「（尚弥を）安心させたかったので」と話した。

　ボクシングの試合で勝敗に関わる重要な役割を果たすカットマンの見せ場は止血。わずか1分間というインターバルの間に選手の傷の状態を見極め、迅速に処置をしなければならない。主にセコンドに入るトレーナーが兼務するが、井上尚弥陣営はチーフトレーナーである父の真吾氏ではなく佐久間トレーナーをカットマンとして採用。尚弥が世界チャンピオンになった後、自ら大橋会長に直訴するほどボクシング界では評判の腕として知られている。