世界2階級制覇の中谷　米ラスベガスから帰国　「名前覚えてもらえたと思う」

会見で笑顔の中谷。左は村野会長
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　KO勝ちで世界2階級制覇を成し遂げたプロボクシングWBO世界スーパーフライ級新王者の中谷潤人（25＝M・T）が25日、試合が行われた米ラスベガスから帰国した。

　無数のフラッシュに包まれ、笑顔で羽田空港到着ゲートに現れた中谷は「大きな舞台で試合をすることができて楽しかった。今はホッとしています」と安堵（あんど）の表情を見せた。

　20日（日本時間21日）に聖地MGMグランド・ガーデンアリーナで鮮やかなKO勝利を挙げた中谷。試合後は会場付近で現地ファンから「凄いKOだった！」と声をかけられ「自分の名前を覚えてもらえたと思う。いい試合をできたんだなと実感できた」と改めて2階級制覇を喜んだ。滞在期間中は弟の龍人マネジャーとラスベガス観光を楽しみミュージカルも鑑賞。またホテルのロビーでは相手のアンドルー・モロニー（32＝オーストラリア）と会い「良い未来を築いてください」とエールを送られたことも明かした。

　所属ジムの村野健会長は秋頃に次戦を予定。中谷は「エストラーダ選手とやりたい」とWBC世界同級王者のフアン・フランシスコ・エストラーダ（33＝メキシコ）との統一戦も希望する。防衛戦や指名試合の選択肢もある中、勢いを増すネクストモンスターの今後から目が離せない。