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山本美憂、5・6有明「RIZIN42」で引退 対戦相手の女王・伊澤と会見でともに涙

[ 2023年3月6日 15:33 ]

【RIZIN42】会見で感極まる山本美憂                             
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 格闘技イベントのRIZINは6日、都内で会見し、5月6日に東京・有明アリーナで行われる「42」で山本美憂(48)が伊澤星花(25)と引退試合を行うことを発表した。

 ミュンヘン五輪レスリング代表の父・山本郁栄の英才教育を受け、17歳で世界選手権を制するなど輝かしい実績を残した。弟は格闘界でも活躍した山本“KID”徳郁、妹でプロ野球大リーグパドレスのダルビッシュ有投手の妻、聖子もレスリングの世界選手権を制した。山本は42歳だった16年9月のRIZINでRENA相手に総合格闘技デビュー。女子格闘技を盛り上げたが、会見では「自分はレスリングの頃から気持ちで戦ってきて、100%で臨めないと思ったら引退してきた。MMAに対して、現役で戦うことが100%の情熱がないなと感じられた」と心境を吐露。そして「最後にチャンピオンと試合が出来るって、世界一幸せなアスリートだと思っています。試合はすごくいい試合になると思うので楽しみにしていてください」と話すと言葉に詰まり、目に涙を浮かべた。

 対戦相手のRIZINスーパーアトム級王者・伊澤は昨年の同級グランプリでも圧勝するなど最強の称号をほしいままにしている。山本の涙の会見に涙腺が破壊され「山本美憂選手と山本“KID”選手は凄く仲が良くて、私も弟の風我がいて、ずっと憧れていた選手。そんな選手と最後の試合が出来ることが出来て本当にうれしいので、山本選手の格闘技人生の中で一番最高の試合を一緒に作って行きたいと思います」と涙声だった。

 大会には山本の息子の山本アーセンも約3年ぶりにRIZINに参戦。伊藤祐樹と対戦することも発表された。現役最後の舞台で母子共演を果たすことになり「私は世界で一番幸せな母でありアスリート」と感謝の思いを述べた。
 

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