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天心、ボクシング転向後の階級は?Sバンタム級なら尚弥と同階級、バンタム級なら元K―1王者との対戦も

[ 2023年1月15日 12:35 ]

那須川天心
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 キックボクシング42戦無敗の那須川天心(24)が15日に自身のSNSを更新。ボクシング転向を正式に表明した。

 昨年6月の「THE MATCH」で武尊との“世紀の一戦”を制して、42戦無敗のままキックボクシングラストマッチで有終の美を飾った那須川。どの階級で世界王者を目指すのか大きな注目が集まる。元WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(29=ワタナベ)は自身のYouTubeチャンネルで「(那須川が)ボクシングに転向したらスーパーバンタムぐらいになると思う」と予測。元WBA世界ライトフライ級王者の渡嘉敷勝男氏(61)もYoutubeの「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル」で「バンタム級はキツイかな。スーパーバンタムでいいよ」と話していた。

 那須川自身も21年4月にTBS系「炎の体育会TVSP」でボクシング転向を表明したが、その2か月前に元ボクシング世界王者の具志堅用高のYoutubeチャンネルでボクシング転向してからの階級について「バンタムかスーパーバンタムかなと考えてます」と言及していた。

 スーパーバンタム級を主戦場とした場合には、バンタム級初の4団体統一王者となってスーパーバンタム級に転向する井上尚弥(29=大橋)との対戦の可能性が出てくる。その他にも2階級を制した元世界王者でWBA同級2位の亀田和毅(31=TMK)も同じ階級に。和毅は自身のYoutubeチャンネルで「(那須川は)スーパーバンタムもしくはバンタム。ボクシングだと減量するのかもわからん。でも若いからやっぱり身体が大きくなっていくやん」と自身と戦う可能性もあるとコメントしていた。

 バンタム級は尚弥が返上した4本の世界ベルトはそれぞれ王座決定戦が行われる見込み。尚弥の弟で元WBC暫定王者の拓真(27=大橋)はWBA最上位の2位(1位は空位)につけており、大橋会長は「決定戦に出られるように交渉を進めている」と明かしている。この他にも尚弥とジムメートでボクシング転向5戦目で初タイトルとなる東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得した元K―1王者の武居由樹(26=大橋)も「バンタム級に下げる計画を話し合っている」と大橋会長が明かしおり、那須川がバンタム級を主戦場にすれば元K―1王者VS元RISE王者の一戦が実現する可能性がある。

 無傷のままキックボクシングを引退した“神童”はボクシングという新たな挑戦の道でどの階級から世界王者を目指すのか。

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