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ボクシング・山中竜也 桑田佳祐の年越しライブを夫婦で楽しんで「メチャクチャ、ついてますよ」

[ 2023年1月14日 12:27 ]

神戸市中央区の湊川神社で必勝を祈願した山中竜也(右)と妹の菫
Photo By スポニチ

 プロボクシング元WBO世界ミニマム級王者の山中竜也(27=真正)は14日、所属ジムの山下正人会長をはじめ選手、スタッフとともに神戸市中央区の湊川神社で必勝祈願し活躍を誓った。

 「今年は世界へ行くために準備して、世界へ行くためのベルトを取りたい。来年、再来年には会長が世界戦を組んでくれると思うので」

 焦る気持ちはない。硬膜下血腫を乗り越え、昨年3月の復帰戦で須藤大介(三迫)に5回TKO勝ち、8月には世界ランカーのジョナサン・タコニン(フィリピン)に判定3―0で快勝した。北新地で飲食店の店長を務める“二足のわらじ”で、体調を見極めながら着実に前進する考え。

 現在、活動しているライトフライ級では、WBCとWBA王座を統一した寺地拳四朗(BMB)が4団体統一を目指しており、山中にチャンスが巡ってくるには少し時間がかかりそうな状況。次戦は5月ごろの見通しで「基本、フィジカルを強化していきます」。この競技で大切な反復練習をいとわず地力を蓄える。

 うれしい出来事があった。昨年大みそかはサザンオールスターズの桑田佳祐が横浜アリーナで実施した年越しライブへ。「ものすごい倍率ですけど、ペアチケットが取れたので。メチャクチャ、ついてますよ」。昨年5月に結婚した妻・綾子さんと一緒に年末年始をゆっくり過ごせたという。

 WBO女子アジアパシフィック・アトム級王者で妹の菫(21)は3月に初防衛戦に臨む見込みで「会長に組んでもらった試合に勝って、少しでも世界へ近づきたい」と話す。いずれは兄妹でダブル世界戦が期待され、山中竜は「2人とも、しっかり勝っていかないと」と夢実現へ精進を誓う。

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2023年1月14日のニュース