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尚弥の返上でバンタム級4王座が空位 大橋会長「拓真が決定戦に出られるように交渉中」

[ 2023年1月13日 15:30 ]

記念撮影に臨む(左から)井上真吾トレーナー、井上尚弥、大橋秀行会長 (撮影・光山 貴大)
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 プロボクシングの4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が13日、横浜市内のホテルで会見を開き、WBA、WBC、IBF、WBO全4王座の返上と、1階級上のスーパーバンタム級への転向を正式表明した。空位となるバンタム級4王座への挑戦について、大橋ジムの大橋秀行会長は井上の弟で元WBC世界バンタム級暫定王者の拓真(27=大橋)が「決定戦に出られるように交渉を進めている」と明かした。

 拓真は現在、バンタム級でWBA2位、スーパーバンタム級でWBC5位、IBF5位、WBO4位にランクインしている。WBAのバンタム級は1位が不在で拓真が最上位選手となっており、3位メルビン・ロペス(25=ニカラグア)らとの王座決定戦が考えられる。井上は再びの兄弟同時世界王者について「もちろん井上家としての夢は今も掲げてトレーニングを積んでいる。僕がタイトルを返上してスーパーバンタム級に上げて、兄弟同時世界王者になれることを近々の目標としている」と話した。

 大橋会長はまた、元K―1王者で東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹(26=大橋)についても「バンタム級に下げる計画も本人と八重樫と話し合っている最中」と明かした。

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2023年1月13日のニュース