×

WBOが井岡一翔VSフランコの勝者に中谷潤人との対戦を義務づけ 米専門サイトが統一戦承認文書を入手

[ 2022年11月5日 07:36 ]

1日のスーパーフライ級10回戦。4回、ロドリゲス(右)にパンチを浴びせる中谷潤(撮影・島崎 忠彦)
Photo By スポニチ

 大みそかに日本国内で予定されているプロボクシング世界スーパーフライ級王座統一戦、WBO王者・井岡一翔(33=志成)―WBA王者ジョシュア・フランコ(26=米国)の勝者が、前WBO世界フライ級王者の中谷潤人(24=M・T)との対戦を義務づけられていることが分かった。米専門サイトのボクシングシーン・ドットコムが5日、報じた。WBOの世界選手権委員会が井岡、フランコ両陣営に統一戦を承認した文書を入手したもので、勝者は180日以内に指名挑戦者である中谷との対戦が義務づけられており、両陣営がサインした合意書が含まれているという。

 “ネクスト・モンスター”と期待される中谷は2度防衛に成功したWBOスーパーフライ級王座を、10月下旬にプエルトリコのサンフアンで行われたWBO総会までに返上していた。11月1日にさいたまスーパーアリーナで行われたライトフライ級のダブル世界戦のアンダーカードで、スーパーフライ級にデビュー。昨年9月に井岡に挑戦して判定負けした元統一世界ミニマム級王者でWBOスーパーフライ級3位のフランシスコ・ロドリゲス(29=メキシコ)に大差の3―0判定勝ちを収め、戦績を24戦全勝(18KO)としていた。

 かねて他団体王者との統一戦を希望していた井岡はWBO総会に出席し、フランコとの対戦承認を要望。WBAがフアンフランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)からスーパーフライ級のスーパー王座を剥奪したため、同級正規王者のフランコは他団体王者との統一戦が可能となっていた。井岡とフランコの統一戦は大みそかに東京での開催が内定しており、井岡は総会出席後、イスマエル・サラス・トレーナーがいる米ネバダ州ラスベガスで合宿に入っている。

続きを表示

2022年11月5日のニュース