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武藤敬司 引退試合のパートナーに蝶野正洋へLOVEコールも…蝶野「自分の中で想像がつかないので…」

[ 2022年9月7日 18:04 ]

フォトセッションでポーズを決める武藤敬司(左)と蝶野正洋(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 プロレスリング・ノアは7日の会見で、来春での引退を発表している武藤敬司(59)の引退興行を来年2月21日に東京ドームで開催することが決まった。大会名は「KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO―WRESTLING “LAST” LOVE~HOLD OUT~」となった。

 会見にはスペシャルゲストでデビュー戦の相手でもあり、闘魂三銃士としても共に活躍した蝶野正洋(58)が登場した。蝶野は武藤の引退大会で大会生中継のゲスト解説を務めることも発表された。「武藤さん長い間、本当にご苦労様です。武藤さんの引退試合ということで我々三銃士世代を代表するレスラーなので、ここは華やかで派手にしてここをきっかけに新しいプロレスファンを呼びこんでくれるような大会にしてくれると思います。最後まで武藤選手の試合、レスラー人生を見届けてほしいと思います」とコメントした。

 武藤は蝶野に「当日は何してくれるの?」と聞くと「武藤さんから“一緒に引退しようぜ”って何回か振ってくれてて、俺は去年に腰の手術をしてリハビリ中です。まさかこんなに早く引退すると思ってなかったので、俺は2月には間に合わないよ」と蝶野は試合ができないと返した。

 武藤は「俺さ、チケットの値段を聞いて俺も高いから驚いてるんだけど売れなかったらお前も引退しちゃえよ」とチケットの売れ行き次第では蝶野も一緒に引退しようと誘った。蝶野は「じゃあ俺は宣伝に貢献しないと怖いわ」と宣伝活動もしていくと誓った。

 蝶野は「同期でこんなに長くやると思わなかったし、闘魂三銃士は橋本選手が早く亡くなってしまって、自分も長くはできないなと思ってた。武藤さんが一番、ヒザの怪我とかをやってたので一番早く引退するのかなと思ってました。このあいだの試合とかも現役最前線の選手たちと互角以上の試合をしててすごいなと思います」と長年、最前線で戦い続けた武藤を称えた。

さらに「1試合1試合がプロレスの歴史に残る試合になると思います。我々の世代の中で武藤さんは“プロレスは作品だ”って言うですけど、そういう風に組み立てられるレスラーはいなくなってきてるので…」と武藤の凄さを語っていると武藤は「俺が組み立てるからさ。俺たち2人でデビュー戦したじゃないかよ。俺が上手く組み立てるからよ。俺は最後まで諦めないからな」と引退試合で蝶野と一緒にリングに上がることを諦めなかった。

 蝶野は「武藤さんが引退を発表してたくさんの選手が戦いと思っていて、若い選手でも大物食いしたいと思ってる選手もたくさんいると思います。ヒザだけじゃなく他のところも良くないので、1試合1試合そしてちゃんと2月21日までつながるのかつながらないのかというのもあると思うので、体は気をつけてください」と武藤の体調を気遣った。

 どうしても蝶野と同じリングに立ちたい気持ちが諦められない武藤は「思いついた!俺の横に並ぶか」とタッグ結成を呼びかけた。「俺が9割は働くよ」とつづけた。8年リングに上がっていない蝶野は「中継の解説もしないといけないから」と返した。武藤は「誰かに頼めばいいじゃん」と言うと蝶野は「横ね…武藤さんとは対等な動きとかパートナーとしての動きとかは自分の中で想像がつかないので…いや~はめられましたね」と笑った。

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2022年9月7日のニュース