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石井慧 ボクサーデビュー戦白星、初体験満喫「楽しかった。息子にやらせたい」

[ 2022年8月15日 05:30 ]

プロボクシング 3150FIGHT ヘビー級4回戦   〇サトシ・イシイ 判定 高山秀峰● ( 2022年8月14日    エディオンアリーナ大阪 )

<高山秀峰・サトシ・イシイ>1回、パンチを繰り出すサトシ・イシイ(撮影・後藤 正志)
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 柔道の08年北京五輪男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(35=クロアチア)がプロボクサーとしてのデビュー戦を勝利で飾った。ヘビー級4回戦でプロ2戦目の高山秀峰(スパイダー根本)に2―0で判定勝ち。現在は海外で取得したライセンスながら、今後のボクサーとしての活動にも意欲を示した。

 国籍のあるクロアチアでボクシングライセンスを取得して「サトシ・イシイ」として出場し、判定勝利を収めた石井は反省の言葉から始めた。「やっぱり餅は餅屋ですね。K―1の時も同じこと言ったけど」。初回終盤に右フックを効かされ「足にきた。ボクサーのパンチは違うなと思った」。それでも約10キロの体重差を生かし、ガードを固めて前進。ハンドスピードは相手より劣るものの、コーナーやロープに追い込んで、ガードの上から左右を叩きつけて相手の体力を削り続け、ジャッジの支持につなげた。「ボクシングは楽しかった。僕は絶対に世界チャンピオンにはなれないけど、息子にはぜひやらせたい」と初体験を満喫した様子だった。

 今後について「日本でやるにはJBC(日本ボクシングコミッション)のみなさんの理解が必要なので…」と話し、海外でのボクシング挑戦には前向きだった。

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2022年8月15日のニュース