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東京五輪女子フライ級銅の並木がパリ五輪へ意欲 女子世界選手権に刺激

[ 2022年5月15日 13:26 ]

ミット打ちを披露した並木月海
Photo By スポニチ

 ボクシングの東京五輪女子フライ級銅メダリスト・並木月海(23=自衛隊)が15日、東京・墨田区総合体育館で開かれた「すみだボクシング祭」に出席し、トークショーとミット打ちを行った。イベント後は写真撮影を求められるなど人気で、「いろいろな人にボクシングを知ってもらいたかったので参加しました。少し緊張したけど、多くの方々が着てくださったのでうれしかった」と話した。

 日本代表に選ばれ、今年最大の目標だった9月の杭州アジア大会が延期となったが、「(東京)五輪もそうだけど、コロナ下では自分がどうにもできないこともある。あまり気していない。次へ向かって切り替えてやっている」と話した。6月にカザフスタンで予定されている国際大会に出場する計画もあり、「一戦一戦、決まった大会をしっかりやっていきたい」と語った。

 東京五輪直後は24年パリ五輪について「全く考えられなかった」というが、「今は次にというところでスタートが切れているんだろうなと。気持ちが入ってきていると感じる」と出場に初めて前向きな姿勢を示した。現在イスタンブールで開催されている女子世界選手権には東京五輪に出場していた選手が多数参加しており、「いろいろな選手を見ていて“この階級で(戦う)”と想像できるようになってきた。同じ五輪に出場していた選手たちに負けたくないという気持ちも感じた。(自分自身)まだボクシングを続けたいんだろうと思う」と刺激を受けた様子。「やるからにはどの大会でも一番いい色のメダルを獲りたいけど、それがパリ(五輪)ということにはこだわりはない。一番最後に納得できたと思える試合をしたい」と説明した。

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2022年5月15日のニュース